銀盤カレイドスコープ vol.1/海原零

この作品の見所は2つ。1つは、主に前半部分のコメディを主とする部分。なんせヒロインであるタズサの毒舌っぷりと荒れっぷりがヒロインとは思えないほど凄まじく、登場人物が濃いのでかなり笑える。
そして、もう1つが主に後半のフィギュアスケート部分。フィギュアスケートを扱った小説というのを他に知らないのだが、かなりスピード感がある。技名なんて全然分からないのに、競技中の緊張感、スピード感、華麗さがひしひしと伝わってくる。オリンピック編、2巻以降にも期待したい。