デルフィニア戦記 第1部 放浪の戦士4/茅田砂胡

女官長すげぇ!ってのがまず一つ。3巻とは違った感情の波、これは感動というのか、戦に勝ち拳を掲げ高々と吼える武将のようなそんな感動。すかっとしたってのもあるかもしれない。
最後の方の詰めとかもどんでん返しはなくて無難だったものの、うまく収まっていい感じで大団円なのでよかったと思う。
あと、深刻になって決死の決断をしたところで結局流石リィというか思わず気の抜けてしまう展開は素直に面白いと言えると思うし、そうくるかって感じだった。
そういえばこれはまだ第1部なんだってことであと10巻以上続いてるはずだけど、これだけで十分完結していそうな感じもする。第2部はもっと変えてくるんかな?第1部の4冊は完全につながっていて続きが気になるようなものばかりだったから、第2部に続く気配を見せなくてちゃんと1部内だけでも完結できてるのはいいと思う。