ニュートン 2006年5月号
Newton (ニュートン) 2006年 05月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: ニュートンプレス
- 発売日: 2006/03/25
- メディア: 雑誌
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家庭用燃料電池による新エネルギーシステム
東京ガスの広告であるわけだけれども、新エネルギー分野を目指すものとしては興味深い。燃料電池というと、水素の供給が課題であったが、都市ガスのメタンから水素が取り出せるらしい。これは触媒を用いて、水蒸気と反応させて水素と二酸化炭素にするというもの。
さらに、水素と酸素を反応させて電気エネルギーとするのであるが、その時に発生するをも熱エネルギーとして利用することで、なんとエネルギー効率が78%にもなるらしい。これは、火力発電の2倍以上の効率である。もちろん、二酸化炭素も火力発電に比べてかなり少なくエコロジーである。
そして気になる値段のことであるが、現在モニター制度を行っており、10年間で100万円。1ヶ月当りでは約8300円と、一般家庭の電気代よりは少々高いかな。オール電化にしたらどうなるんだろう……微妙なところ。まあ、痛いというほどに大きい出費でないとは思う。
バイオマス―――植物からエネルギーを取り出すと……
1円玉を拾うには3円分のカロリーを消費するとか、某くりぃむしちゅーの片割れが言っていそうな話題であるが、ここでまたひとつ似たような話。
バイオマスによって、植物からエネルギーを取り出せればエコロジーなんじゃないかという研究の末に出された結論が「植物からエネルギーを取り出すと、エネルギーを取り出す過程で用いたエネルギーのほうが多くなる」という本末転倒っぷり。
もっといい方法を見つけて欲しい。
ヒトの中には右手型アミノさんも存在する?
らしいです。紫外線に当たって右手型に変化することがあるとか、BSEやアルツハイマーの原因に含まれるとか、あまりいいものではなさそう。
カミオカンデを越えた、IceCube
ニュートリノ観測のために、南極の氷の下に作られているIceCube。その規模はあのスーパーカミオカンデの2万倍だとか。もっと進むといいな、宇宙開発。