リリアとトレイズ2/時雨沢恵一

下巻に入って、ヒートアップする物語。わくわくするような展開に、かっこよくキメる見せ場。アリソンの面白かったところ、そのまんまって感じかな。すごく、いい。
アリソンとトラヴァス少佐も登場するけど、今回は子供たちが主人公。若い力が世界を支える、そんなことを思わせる作品。最後の方、トラヴァス少佐の「ありがとう」という言葉に上手いなぁと思ってしまった。
巻末の「遺書」は、もうなんか言葉も出ない感じ。アリソンの物語はここでひとまずの終わりを告げる。