デルフィニア戦記 第3部 動乱の序章5/茅田砂胡

戦争のことはさておいて、大半がリィに関すること。特にリィの弱い部分、みたいなのかな。
珍しいのはリィの失敗。初めからバルロを出しておけばすんなりいったものを、万能の女神と思われたリィが失敗したおかげで離婚騒動にまで発展したのは意外。
殺し屋の方では、リィが自分は人間ではないと繰り返し殺し屋に郷愁を抱いている気もする。
全体的に国王夫妻の溝が広がりそうな出来事が多く、先行が不安になる、そんな第3部の終わり。