暗いところで待ち合わせ/乙一

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

殺人者が盲目の女性の家の中で隠れ住み、女性はそれに気付きつつも気付かないフリをするという、あらすじだけで乙一色全快の作品。内容の方もいつも通り素晴らしく、人は一人では生きていけないということを実感させてくれた。オチも乙一にしては明るい方で、読後感も良かった。彼の作品の中でもかなりの傑作だろう。